春の室礼「椿」
¥7,700
中宮定子が清少納言におくった山吹の話をもとに、早春の室礼を仕立てました。
●中宮定子に仕えていた清少納言は、敵の藤原道長と内通しているという噂が立ち、引きこもっていたとき、中宮定子は、清少納言へ手紙を贈りました。
手紙を見ると、白紙の紙の中に一枚の山吹の花びらが包まれており、花びらには、「いはで思ふぞ」(意味:口には出さないけれど、あなたのことを思っています。)と書かれており、清少納言は感動し、慰められ嬉しく思った。という出来事が記されていました。
そんな思いをのせるような、山吹を一枝で表し、手染めの和紙で仕立てました。
ひとひら、千切って文を書いてみるのも室礼としてよろしいかと思います。
桐箱入り(約30cm)
山吹一枝(花三つ 葉四枚の枝ぶり)